こんにちは。おまめです。
2020年10月から職業訓練でWebプログラミングを勉強し、2021年4月にWeb制作会社に就職し、現在無事正社員雇用で働いています。
Web制作会社の就職活動を通して、無事就職して色々と振り返ってみると、就職するために大切なことは「ポートフォリオ」だったな…と感じています。
何故かというと、「Web制作会社で就職後、私はきっと役に立ちますよ!」というアピールがポートフォリオでできたからです。
色々調べて結構戦略的にポートフォリオを作りましたし、提出した制作会社の反応も上々、職業訓練の方にも褒められたので、それなりに効果のあるものが作れたのではないかと自分でも思っています。(恐縮ながら)
というわけで、今回は「Web制作会社に就職するためのポートフォリオ戦略」をお伝えしていきます。
1、 ポートフォリオの目的は?
これからポートフォリオを作る上で絶対に忘れてはいけないことをお話します。
それは、ポートフォリオの目的です。
よく、自分が作ったサイトをポンポンポンと載せたポートフォリオを作る方がいらっしゃいますが、非常にもったいないです。
ポートフォリオに自分が作ったサイトを載せるのは当たり前ですが、「ポートフォリオにどんな制作物が載っていればWeb制作会社の人は私を欲しいと思ってくれるだろうか?」と、まずポートフォリオに何を載せればいいか?を考えるのが大切なんです。
Web制作会社に受かるためにポートフォリオを作るのであれば、ポートフォリオの目的は「Web制作会社の人に私を欲しいと思ってもらう」です。(←ここが重要)
いわゆる逆算ですね。
つまり、何か制作物を作ってポートフォリオに載せるのではなく、ポートフォリオに何を載せるか決めて、制作物を作るのです。
ちなみにこの考えを持てば制作物はそれほど多くなくても大丈夫です。
私は3サイトを厳選しました。
2、ポートフォリオでアピールするべきことは?
さて、では「Web制作会社の人に私を欲しいと思ってもらう」には、サイトに何を載せたらいいのでしょう?
私は以下を選択しました。
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・ワードプレスのオリジナルテーマ
・ランディングページ(1ページ型のアピールページ)
・プログラミングの技術がある程度相手にわかるもの
・実案件
・スキル一覧
・デザイン力
・自分の人柄
・補足
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実際のポートフォリオサイトはこちらです。
https://demo.omame-web.com/demo/portfolio/index.html
では、1つ1つ、なぜこの内容を選択したかを見ていきます。
ワードプレスのオリジナルテーマ
求人サイトを見ていると、会社が求める技術として「ワードプレステーマの構築」がよく出ていたのと、私自身ワードプレスが好きだったので載せました。
自分が作ったワードプレスのオリジナルテーマがポートフォリオに載っていれば、その技術が最低限あることの証明になると考えました。
オリジナルテーマって作るの大変なんじゃないか?と思う方も多いと思いますが、正直10日本気でやれば最低限の知識と制作物は出来ますし、就職時に大きな武器になることは間違いないので、取り組める人は取り組むことをおススメします。
●ランディングページ(1ページ型のアピールページ)
Web制作会社によってはランディングページ作成を売りにしていることもあります。そんな制作会社に向けて、ランディングページをデザインから作成し、載せました。
また、見せ方にもこだわりJavaScriptで動きも邪魔にならないくらいは入れました。(当時としてはかなり苦戦しました。)
●プログラミングの技術がある程度相手にわかるもの
JavaScriptを使ってサイトにFacebookページの読み込み、Facebook投稿の読み込み、インスタグラムの読み込み、ツイッターの投稿の読み込みを実装したサイトを載せました。
※はじめはこのサイトをポートフォリオに載せていましたが、後で省きました。理由は自分の投稿を先方に見られるのがちょっと恥ずかしかったからです。内容としては悪くない選択だと思いますが、自分の投稿を見られるとちょっと恥ずかしいな…と感じる人は後々消したくなるかもしれません。
●実案件
職業訓練に通っている時に元々の知り合いから1件お仕事を頂いたのでそちらを載せました。有料テーマを使用したもので、技術力のアピールにはなりませんが、ディレクション力・デザイン力は伝えられそうだったので、実案件を上のSNSを載せたサイトと入れ替えて載せました。
※後から自分の勤めている会社の人に聞きましたが、「すでに仕事したことあるなら大丈夫だろ~と思った」と言われました。知り合いでサイトを作って欲しい人がいたら、安くてもいいので請け負って作ってみると、就職にとってはいい結果につながるのではないかと思います。
●スキル一覧
HTML・CSS・JavaScript・PHP・Laravel・Photoshopなど、自分が使える知識やツールなどを一覧で表示しました。どのレベルまでできるかもテキストで記述しました。
ここはアピールにもなりますが、作成したサイトより重要度は低めなので簡単に作成しました。
●デザイン力
Web制作をする上で、デザイン力もアピールしたかったので、Figmaというツールでデザインカンプを作ったものを載せました。
また、YouTubeのサムネイル作成を知り合いから請け負っていたものを載せました。
(Webとは少し毛色が違いますが、使えるものは使ったという感じです。)
※デザインは自信がない…という方は無理に入れなくてもいいと思います。
●自分の人柄
誠実に仕事をすること、納期を大切にすること、人と問題なくやっていけることをアピールできるように性格や自分が大切にしている信条を載せました。(実際の性格は置いておいて…(笑))
イメージ良く見えるように写真もイメージ良く撮れているものを選びました。
●補足
制作物に関しては、制作でこだわったポイントを載せました。
また、制作期間は載せるといいです。実際に働き始めたらどれくらいの時間でどれだけの案件がこなせるか分かりやすいので。(※制作期間が長すぎるとあまり印象は良くないかもしれませんが…)
3、制作期間と勉強時間の目安
●ワードプレスのオリジナルテーマ
→勉強含めて丸10日。
YouTubeの「アキユキ ワードプレス」で検索し、動画一覧で確認すると、1~7までのWordPress連結講座があるので、それを見ながら実際にサイトを作ると、オリジナルテーマが作成できます。
私の同期はアキユキさんの動画で3人ワードプレスのテーマ化に成功していますので、優良教材だと思います。
※PHPを習ってなくても、アキユキさんの打ち込んでいる通りに打てば出来ていきます。
●ランディングページ(1ページ型のアピールページ)
→デザインから丸3日
●プログラミングの技術がある程度相手にわかるもの(SNS連動サイト)
→丸3日
●実案件
→1~3ヶ月
●ポートフォリオ作成
→デザインから丸2日
4、 Web制作会社就職をめざすあなたへ
私事ですが、私はWeb制作が好きです。
黙々と作業してモノを作るのが好きなので、本当にWeb業界に就職できてよかったと思います。
また、日々勉強する必要もあるので、「毎日同じ作業でつまらない…」という問題にも当たりません。
日々勉強と言っても、案件ごとに調べる感じなので絶望するような勉強量でなくてもOKなので、ちょうどいいと思います。(特に職業訓練で勉強漬けを体験した人は普通に耐えられます。むしろラクチンです。)
あと、Web業界は理不尽に怒ってくる人が少ないなと思います。
人間関係もそこまでひどい内容は同期で就職した人からも入っていないので、職場の人間関係に悩みたくない人にもおすすめです。
給料面は…あまり高くはないのかなと思いますが、数年勤めてできることが増えれば上がることもありますし、特に副業ができる会社であれば、むしろ副収入が得やすい業界かなと思います。
残業は…多めのようです。
ただ、私が就職した会社は全然残業がない会社なので、そういった会社もあるにはあります。
残業が難しい場合、パートなどの勤務体系をとっている人もいます。
TOTALで考えると、Web業界はそんなに悪くないなというのが私の印象です。
就職前は色々悩むこともあるかもしれませんが、多くの方に挑戦して頂きたい分野だと思っております。
以上、長文最後までお読みいただきありがとうございました。
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追記:書き終わってからこれは入れておきたいなと思ったことがあるので追記します。
1.何を勉強したらいいか?は求人サイトに答えがあります。(重要)
求めるスキルなどが書いてあるので、そこを重点的に勉強するといいと思います。
2.とは言っても基本が大事です。
求人サイトに答えが載っていると書きましたが、正直東京のWeb制作会社の求人はレベルが高い気がします。
Laravelとか、Reactとか私もフレームワーク勉強しなくちゃ!と焦りましたが、地方ではあまり入ったばかりの人にその技術を求めるのは稀な気がします。
HTML&CSS、JavaScript、PHPの基礎知識があり、検索してブログなどを読み、理解ができる。そして実装ができる。←これが大切です。
分からないことがあっても検索すれば出て来ます。そしてコードを読んで根本が理解できれば実装は出来ます。
だから基本を大切にして、まずは「読めば理解ができる」を目指すと就職してサイトを作る時に、非常に役立つと思います。
では、ほんとに最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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